5月の結婚指輪第2弾、M様ご夫妻のオーダー品です。
M様には当店の定番商品で、銀と10金で作っている細身の丸い線のリング、minimum-minimum muji【TOR159】をプラチナでご注文頂きました。
女性の方にはダイヤと彫り模様を入れて、男性の方には彫り模様のみ入れました。
細くシンプルなこのリングは確かに結婚指輪としてもいいですね。
プラチナの丸い線を用意して、丸く曲げて両端をロウ付けしリング状にします。
そして形を整えてから手作業で磨いていきます。
手作業で磨くことで地金を硬くしめることにもなり、表面の傷もつきにくくなります。
手間はかかるのですが、永くいい状態でお使い頂くには必要な工程と考えています。
その後タガネを使ってダイヤの石留め、手彫りでの模様入れをします。
リングが細いものなので、彫りもその幅におさまる繊細なものになります。
ルーペを使いながらの細かい作業です。
彫り上がったら最終の磨きを入れて完成です。
デザインは同じでも、プラチナ独特の深い輝きと、高い比重による重みで別物のような存在感があります。
とても気に入って頂けました。M様ありがとうございました。末永くお幸せに!
アップはやっぱりブレてしまいました…。ごめんなさい。でもよくお似合いです!
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一生の記念になるものをお作りさせて頂くのは、いつもの事ながら気が引き締る思いです。
一つ一つの工程を丁寧に時間をかけて、階段を一段ずつ上がっていく様に仕上げています。
お二組とも、大切な結婚指輪を作らせて頂いてありがとうございます。
完成させた指輪をお渡しして喜んで頂く様子を見ると、幸せをわけて頂いたような気持ちになって、今後も頑張っていこうという想いを改めて強くするのでした。
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