オーダーでピンクゴールドの結婚指輪をお作りしました。


こんにちは、シルバームーン彫金工房オーナーの大塚です。

先日オーダーを頂いて10金のピンクゴールドのをお作りしました。
TOR-160に女性のものはダイヤを留め、男性の方は幅を広く。両方に鎚目を入れることになりました。

このリングはとても細く(約2mm)、鎚目を入れてもそれがはっきりわかるように入るかが不安だったので、シルバーの同じ幅のリング試してみました。すると細いながらもしっかりと鎚目の質感が出たので、これなら大丈夫ということで本番の製作に。

今回つかう地金は10金のピンクゴールド。10金でも18金でも金以外の金属を混ぜて扱いやすくしているのですが、その配合を変えることでホワイトゴールドにしたりピンクゴールドにしたりできるんですよ。

線状の地金をぐるっと丸めてから両端をバーナーの炎を使ってくっつけて輪っか状にします。
木槌で叩いてきれいなリングの形にしてから少しずつ磨いていくとピンクゴールドの色が輝いてきます。
その後専用の金槌で叩いて鎚目を入れ、ダイヤを留めて完成しました。

すみません、今回製作過程を撮り忘れました。画像で見ればずっと分かりやすかったですね。

 

ピンクゴールドの鎚目リングという普段作っていないものが新鮮で、幅の広い方はもちろんですが細い方もしっかり鎚目が入って個性的な結婚指輪ができたと思います。
オーダー頂いたS様ありがとうございました。一生の記念になるものを作られて頂いて光栄です。末長くお幸せに!

オーダーの結婚指輪

フォロー 大塚 貴:

1967年 東京生まれ神奈川育ち。 シルバームーン彫金工房のオーナーであり、デザインから制作の仕上げまでをすべてひとりで手がける職人でもあります。

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