いぶしとつや消し


~この記事は去年(2017年12月)に書いたものです。遅くなりましたがアップします~

こんばんは、シルバームーン彫金工房の大塚です。

先日売り切れていた小枝のリングをまとめて作りました。
リングはサイズがあるのでストックも多くなりますね。

小枝のリング(作りかけ)

18金の玉を作ってロウ付けし、磨き終えたのがこちら↑

このままでも悪くないのですが、最後にもう少し加工をほどこします。
このちょっとした作業で、より良い出来上がりになる加工なのです。

小枝のリング(完成)
加工したものがこちらです。
枝の部分の細かい木の肌の模様がはっきりとして、葉っぱの質感もしっとりした感じになりました。

枝の部分にはいぶし加工、葉っぱにはつや消し加工をいれたものです。
いぶしとは薬品を使って銀を酸化させて黒くする加工のこと。つや消しは文字通りピカピカに磨いた銀の表面のつやを消して、マットな質感にする加工のことです。つや消しの方法はいく通りかあります。

これらの加工は無機質な金属を暖かみのある生き生きとしたものに変えることだと思っています。

 

小枝のリング – シルバームーン彫金工房オンラインショップ

フォロー 大塚 貴:

1967年 東京生まれ神奈川育ち。 シルバームーン彫金工房のオーナーであり、デザインから制作の仕上げまでをすべてひとりで手がける職人でもあります。

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