プラチナの結婚指輪 作り編


日頃から当店を気に入って下さっているk様ご夫妻にプラチナのをご注文頂きました。

入籍したので結婚指輪を当店でとお聞きして、大切なものを作らせて頂いてとても嬉しく思いました。

先ずはどんなイメージかを伺って、サンプルをお見せしながら打ち合わせ

当店の結婚指輪は、リングの幅、彫り模様のバリエーション、石を入る場合はその種類などをお選び頂いて、お二人だけのオリジナルなリングを作ることができます。

今回はお二人それぞれの気に入った幅をお選び頂いて、同じ彫り模様を入れることになりました。

作る手順は、用意したプラチナの地金を曲げて両端をロウ付けし、リング状にしてから形を整えて、きれいな円形にします。その後ヤスリを使って全体の傷などをおとします。

ヤスリをかけた後の地金はヤスリ目といってザラザラの状態なので、これをキサゲという刃をつけてある工具で削って、平にします。

キサゲ

その後、ヘラを使います。ヘラとは先端がきれいに磨いてある鉄製の工具です。これで力を入れながらこすることで、地金をピカピカに磨くことができます。

ヘラ

 

最後に、手作業で彫り模様を入れて完成。完全な手作り一点物になります。

模様をペンで下書きをして、彫刻台にセットします。

台やタガネの角度を細かく調整して彫っていきます。

 

シルバーで作る時と大きくは変わらないのですが、素材の値が張るので少し緊張しました。

そしてこのリングが出来上がりました。

K様ありがとうございました。とても気に入って頂いてこちらも嬉しかったです。

長くご愛用頂ければ幸いです。

また当店でお買い上げ頂いた商品は磨き直しなどは無料で承りますので、いつでもお持ち下さい。

フォロー 大塚 貴:

1967年 東京生まれ神奈川育ち。 シルバームーン彫金工房のオーナーであり、デザインから制作の仕上げまでをすべてひとりで手がける職人でもあります。

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