工房の道具 タガネ


タガネとは鉄製の工具で先端の部分を必要に応じて加工し、様々な形のものを一本づつ作るものです。


売っている時は先端部は加工されていないので、鉄の棒のような状態です。

 


一部先端部が加工されて売っているものもありますが、それだけでは不十分なのです。
一つ一つ自分で先端を作る事を驚かれる場合がありますが、形や大きさが多様なので各自で作った方が効率的なのですね。

 


彫るためのもの

 


たたくためのもの

 


刻印のように形を打ち込むものなど。

全て後ろの部分を金槌で叩いて使います。

たくさんの形のタガネがあり同じ形でも大きさの違うものが必要となるので、大変多くのタガネを作ることになるのです。


新しい作品を作るときに新たに特殊なタガネが必要になる事が多かったりするので、日々タガネの数は増えていきます。

フォロー 大塚 貴:

1967年 東京生まれ神奈川育ち。 シルバームーン彫金工房のオーナーであり、デザインから制作の仕上げまでをすべてひとりで手がける職人でもあります。

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