工房の道具 金槌2


以前紹介したものと別の種類の金槌

オタフクと呼ばれるものでタガネや刻印をたたく事が多いもの

大きさは6種類ほどあります。
ホームセンターに売っている金槌と違って金属の部分(頭)と木の部分(持ち手)は別々に売っています。
それを自分で使いやすいようにセットします。

私の場合は、頭の部分は小さめで柄は太短くセットしてあります。

大きいものはタガネを使っての打ち出しの他、刻印を打ったり小さな地金を叩いたりする用でよく使います。

刻印を打っているところ

刻印を打ち終わったところ。バングルの内側です。

小さいものはタガネを使った彫りにつかいます。

ペンで下書きした後タガネを地金に当てて金槌で叩いて、彫り模様をいれていきます。

ペンを使って下絵を書きます

茎の部分が彫り終わりました。
彫り上がり。この後磨きなどの工程を経て完成します。

いろいろな形や大きさの金槌がありますが、それぞれの用途に不可欠なものなのでたくさんの種類が必要になるのです。

次回はタガネを紹介します。

フォロー 大塚 貴:

1967年 東京生まれ神奈川育ち。 シルバームーン彫金工房のオーナーであり、デザインから制作の仕上げまでをすべてひとりで手がける職人でもあります。

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